PADMA IMAGE(パドマイメージ)は、2011年10月設立されたアイウェアブランドです。
デザイナーの蓮井明治氏は、眼鏡のセレクトショップに勤める傍ら、独学で眼鏡のデザインを学び地元である香川県でPADMA IMAGE(パドマイメージ)を立ち上げました。
ブランド名のPADMA IMAGE(パドマイメージ)は、デザイナー蓮井氏の名前より由来しています。
padma(パドマ)はサンスクリット語で蓮の花を意味しており、「蓮は泥より出でて、泥に染まらず」とありたいという想いがこのブランド名前に詰め込まれています。
「感覚の追求」をデザインコンセプトとしており、シンプルでありながら、直感的なライン取りにより、程よい違和感のある記憶に残るデザインのアイウェアを展開しています。
現代の多様なファッション・感覚に対する提案を考えられており、明日には忘れてしまうものではなく、頭の隅に残るようなモノ作りを大切にしているブランドです。
和欧折衷 wao-secchu
デザイナーの蓮井氏は、大昔のヨーロッパのメガネの写真集に出会い衝撃を受けました。
当時の眼鏡屋にはない、思わず笑ってしまうようなユニークな眼鏡。
どこでかけるのだろうと思いながらも、その世界観に引き寄せられていったそうです。
その後、眼鏡屋で働きはじめると、また違う視点で眼鏡を見るようになり、細部までこだわった仕上げの正確さ、日本人の骨格に合わせたデザイン哲学、侘び寂びを感じる繊細な色合い、長く使って初めてわかるアイテムとしての良さが国産フレームにはあると感じたそうです。
「和欧折衷」はその名の通り、日本とヨーロッパの良さを程良く取り込み、時代と蓮井氏のフィルターを通してデザインされています。
デザインはすべて紙と鉛筆による「手描き」から図面をおこしており、アナログな手法で手描きならではの柔らかい線のデザインになっています。
左右対称のニュートラルコレクションと左右非対称のアシンメトリーコレクションの2ラインを展開。
とくにPADMA IMAGEの真骨頂である左右非対称のアシンメトリーコレクションは髪型から着想を得て生まれました。
人の顔は”ほぼ”左右対称、でも”髪は非対称でも違和感の少ないパーツ”であることから、前髪に近いラインを左右非対称にデザインした”シチサン”シリーズが生まれ好評を博しています。
ニュートラルコレクション、アシンメトリーコレクション、両ラインともにフロントラインに薄いカッティングを入れており、柔らかく存在感のある仕上がりとなっており、顔馴染みの良さと、生地本来の美しさを引き出しています。
フレームの素材であるアセテート生地は、加工工場・生地メーカーに眠る、現在廃番となっている物を主に使用しており、1色あたり15~30枚と極少量生産。
深く哀愁のある美しい色合いを追求されています。
タキロン社・ダイセル社・マツケリ社・ライツ社のアセテート材を使用しています。
工場オリジナルの鼻当てを使用し、テンプルエンドを斜めに返す事で、滑らかなフィット感の眼鏡に仕上げられています。
新しい技術をデザインに落とし込む事よりも「今ある技術で新しいものを生み出す事」を大切にしており、シンプルでごまかしの効かない造りの為、眼鏡の産地、福井県鯖江市の中でも高い技術を持った工場でのみ生産しています。
職人一人一人にデザインの考え方・想いを伝え、共有することで、より良いモノ作りを目指しているブランドです。