「H-fusion」を生産する、『オプトデュオ』の代表兼デザイナーの山岸 誉氏。1993年にお父様が設立された会社を受け継いで、山岸氏が1998年から代表を引き継がれています。
名の由来はこだわりの4つの『H』。
High fashion 【前時代的なデザインへのオマージュ】
「クラシックスタイル」を、今の時代感でリデザインし現代に蘇らせました。
それは単なる「懐古調」とは一線を画したもので、めまぐるしく変容するファッショントレンドにシンクロする眼鏡です。
最近の眼鏡の傾向としては『小さめ』『細め』『クラシック』の要素を混ぜ合わせたもの。これは本来日本人には合わせにくいデザインではありますが、H-fusionではブリッジ幅を広めにリデザインしたり、テンプルにチタンを使用することで顔幅に調整しやすくしたり、またチタンテンプルにプラスチックパーツを取り付けることで、ニューデザインを産み出すなど、日本の『今』にマッチしたデザインになっています。
High sense 【ファッションとの共存】
60年代~80年代のファッション性やイメージ、空気を反映したものがリソースとなっているため、眼鏡そのもの、またはかけたスタイルに様々な「思想性」が盛り込まれています。
それは細やかな彫金やフレームカラーの選定、サイズ感など当時の要素であり、それがデザインの様々な箇所に、落とし込まれているので、そういった観点で他社のフレームと見比べてみるのも眼鏡のひとつの楽しみかもしれません。
High quality 【洗練されたセンス】
「品質」への強いこだわりにより見た目だけでなく素材にもこだわることで美しさも追求を行っています。
従来はセルロイドフレームが多く使われていましたが、今ではアセテートの絶妙な色味を使用することで、新たなH-fusionのスタイルが生まれています。また、珍しい素材としては昭和初期に日本で開発された「サンプラチナ」という合金を使用したモデルもコレクションされています。
肌との親和性があり、耐食性にも優れ、長時間大気中に放置してもほとんど変色しません。チタンが普及した事により現在は流通量が減少し、希少な材料となりました。 H-fusionサンプラチナモデルにはサンプラチナ製の証である「SPM」が刻印されています
一つのものに拘らず、また他社の真似をすることなく、時代に合わせて追求をする。これがH-fusionスタイルであると我々は考えます。
Handi work【(手による仕上げ】
「H-fusion」は日本の眼鏡産地・鯖江の眼鏡職人たちによって一本ずつ丁寧に作られています。
これまでの思想・デザイン・品質のすべてを実現させるためには、鯖江の技術でなくてはならないのですが、非常に技術が必要でニュアンスが伝わりづらい工程が多数ある為、東京の会社が鯖江の工場に頼むとなると難しく引き受けてくれないことも。しかし彼らは、鯖江で同じ仕事をしていて、直接会って、熱意を何度も伝えて頼んだからこそ他では真似できない繊細なものつくりを実現することが出来るのです。
新たなクラシカルモードを手に入れに、是非グラストリーイカラまでお越しいただければ幸いです。