ズレるメガネ(ニュース＆ブログ）｜吉祥寺(三鷹、荻窪)のメガネ(眼鏡,めがね)セレクトショップ GLASSTORY IKARA(グラストリーイカラ)

ズレるメガネ

送り盆も終わり、暦の上の夏ももうすぐ終わりです。
本当に明け方は涼しくなってきたと思いきや、何だこの猛暑。
涼しくて過ごしやすいのも良いんですが、農家の方にとっては涼しすぎるのも考え物。

立場が変われば、メリットはデメリットに変わります。

良かれと思ってパートから帰った妻の為に。
妻が大好きな味噌ラーメンを作っていたのに。
「暑いから素麵作るつもりだったのに。余計なことしないでよ」
家庭内の空気が一気に涼しくなる様なお言葉を頂きます。
良かれと思ったのに、ねぇ。

こんにちわ、長瀬です。

メガネの世界にもおせっかいというものはいっぱい存在します。
皆さんもよく聞いたことがあると思います。

「度数が強すぎてクラクラする、掛けていられない」

眼が必要としている「これだけあれば十分」と思っている度数と。
メガネが「手助けしてあげよう」と思っている度数。

この二つがずれているからですね。

視力と度数を測ったうえで、目の筋力(調節力)を調べ。
その筋肉を動かすスタミナ量を調べていかないと、このズレが出てきます。

表題の通り、メガネのおさまりが悪い、ズレる。
これらもメガネの、もっと言うなら鼻パッドのおせっかいかもしれません。

海外製のフレームを見てみましょう。

上から、
・フランス製ロバートマーク
・イタリア製レスレイ
・ドイツ製ルノア
西洋系のフレームたちです。

西洋系の方々はわし鼻、ローマ鼻と言われるように鼻梁(ﾋﾞﾘｮｳ)が高いのが特徴です。

なので我々アジア系、平たい顔族の我々と違いメガネが鼻の上にしっかりと乗ります。
ズレない代わりにメガネが目からものすごく遠くに行ってしまいます。

なので、鼻パッドが邪魔なんですね。
であれば、無くしちゃえばいいんです、どーん。

真ん中のレスレイも元々はついてなかったんですけど、メーカーさんのご厚意でつけてもらいました。

つ！ま！り！

鼻パッドは取付けも！外すのも！入れ替えるのも！
一体型のマッシュタイプが嫌なら！
針金式のクリングスタイプにも付替え可能！

自由自在！なんです！

こういうの鼻盛り加工と言います。
グラストリーイカラでは当店でご購入いただいたフレームでなくても加工します。
お日にち2～3日頂くので注意してください。

なので鼻盛加工で、日本人鼻パッド問題は解決したとみていいでしょう。

しかし！
メガネ人口世界一のメガネ大国ニッポンですが！
メガネについて知らないことの方が多い現状！
メガネ屋の怠慢とも言えますが。

メガネの形でもズレを緩和できるなんて誰も教えてくれないんです。
今ふと思いましたけど、誰しも人生でほぼ必ず使用する「眼鏡さま」なんですから。
学校の必修科目に入れるべきではないでしょうか。

国語算数理科眼鏡、ホラ語呂も良い。

話がズレました。
メガネの形でもズレを緩和できる、というお話です。

同じブランド、ソリッドブルーのメガネです。
上がボストン、下がウェリントン。
ブリッジ幅も、フレーム上辺から鼻パッドまでの距離もほぼ同じ。

なのに。

ボストンよりもウェリントンの方が眉に当たるくらいフレームが上に行きます。

単純な話なんですけど、ボストンフレームは下方向に丸みがある形です。
ウェリントンやスクエアはブリッジから真下方向にフレームが伸びていくのに対し。
丸メガネやボストンは頬側に、鼻から逃げるようにフレームが曲がっていきます。

ネグロイド系、モンゴロイド系の骨格のように鼻幅が太いならまだしも。
鼻元に固定したいのに、フレームが逃げていく。
これではせっかくの美しいフレームに上記鼻盛加工が必須になっていきます。
(決して、後付けの鼻盛加工が美しくないという訳ではないですが)

レンズとレンズを結ぶ「ブリッジ」パーツがどんなに狭くても。
ボストンやラウンドのシェイプだと実は「鼻に合わせるのが何故か難しい･･･！」となりがちなんですね。

ただし、ただしですよ？
皆さんはメガネがズレ落ちない為のメガネ、を第一優先で買っているのでしょうか？

自分に似合ってて、気分が上がって、見やすくて、目が疲れない。

かつ軽いかけ心地でストレスがないもの。

その上でズレ落ちにくいものが良い。
と、ズレって使わないとわからない分、二番手、三番手のニーズなような気がします。

でもってこの辺りは1から10までメガネ店側から言うことなく。
ちゃんと考えて作ってるお店がほとんどなのではないでしょうか。

レンズ加工の時、フィッティングの時、視力確認の時、

「こうした方が軽くなるな」
「こうした方がレンズ厚を目立たせなく出来るな」

という、ある意味メガネ屋の自己満足を、想いを、そのメガネに乗せて作ります。
その想いをもってしても、起こってしまう「ズレ」。

ズレてしまうから「ダメなメガネ」ではありません。
もう少しだけ、お手伝いさせてください。

きっと！
また、かけたくなるメガネにしてみせます！

イマイチをピカイチにするご提案。
グラストリーイカラにぜひご相談ください！