俺とお前とアルコール(ニュース＆ブログ）｜吉祥寺(三鷹、荻窪)のメガネ(眼鏡,めがね)セレクトショップ GLASSTORY IKARA(グラストリーイカラ)

俺とお前とアルコール

ハロウィンも終わり、クリスマスにはまだ早い。
一番中途半端な、イベントの無い11月後半。
マライアキャリーが流れるまでの束の間の一番の楽しみは本日解禁の「ボジョレーヌーボー」でしょうか。

宮崎県生まれ焼酎党の長瀬としてはワインはあまり頻繁に飲むものではありませんが。大昔、六本木ヒルズでお客様のワインポンポン空けていた時代の記憶で言うと、ハードルが低くて初心者でもとっつきやすいワイン。それがボジョレーかなと思っています。

ただ今回は別にボジョレーの話でも大五郎の話でもなく。コロナ禍を過ぎ、飲み会も次第に増え、年末に差し掛かる、アルコール摂取の機会が増えるこのタイミングで。眼とアルコールについてのお話をしようかなと。

最近の研究だと「百薬の長」とはほぼほぼ言えなくなってきたようです。病気の種類や死亡率など限った部分でデータを取ると「飲酒量に比例して発症率が上がる病気」の方が圧倒的に多く、上記百薬の長という言葉は酒飲みのただの言い訳でしかなくなりました。

アルコール、言っちゃえば嗜好品というより薬物なので薬効があります。楽しくなる人もいれば、気持ち悪くなる人もいます。長瀬は楽しくなります。気が大きくなったり、注意力が散漫になったりします。なので運転はしてはいけません。

体内にアルコールが入ると、当然血中アルコール濃度が上がります。肝臓が頑張ってアルコールを分解します。その際にビタミンB1が消費されるので、お酒が抜けた後の疲労感に繋がります。

そしてここからが本題。

血中アルコール濃度が高まるとアルカリ性に寄っていきます。涙が蒸発しない様、涙の中には脂成分が入っていますが酸性の脂はアルカリによって中和分解され脂が減り、ドライアイに繋がります。まぶたが重くなったり、眠くなったりします。

また筋力も弛緩されるので、目のピント調節機能が落ちます。遠視の方、乱視の強い方、老眼の自覚がある方は特に見えにくくなっていきます。これが視力検査前にお酒を飲んではいけない理由です。

また最近の研究では白内障のリスクが高まることも発表されました。

ツラい現実から目をそらすために飲んでいたアルコール、ぼんやりするどころか本当に目にダメージが入っているんですね。

長瀬の好きな小説に中島らもさんの「今夜、すべてのバーで」というものがあります。中島らもさんのガッツリ体験談なんだろうな、というアルコール中毒で入院する物書きのお話。アル中に関する書籍をつまみに酒を飲み「俺はまだここまでじゃないな」と安心しながら酒を飲む。というようなお話です。ぜひアルコール片手にお読みください。

お客様によく言うんですが「どんなに高い良いメガネ、良いレンズ買ったところで、栄養不足、睡眠不足、運動不足がある限りまた視力が変わるし、疲れますから、眼だけはメガネだけはと考えず『身体』を大事にしましょう」と。

過ぎたるは及ばざるがごとし。呑むな、とは言いませんがこれからの年末年始、飲み過ぎはほどほどに。

長瀬でした！ウェ－イ！