色の濃いサングラスって目に悪いんでしょう？(ニュース＆ブログ）｜吉祥寺(三鷹、荻窪)のメガネ(眼鏡,めがね)セレクトショップ GLASSTORY IKARA(グラストリーイカラ)

色の濃いサングラスって目に悪いんでしょう？

紫外線がかなり強くなってきました。
まだ6月だというのに気温30度超えが何度も。夏の準備運動が早すぎる感じですね。それに伴いサングラスのニーズも高まっております。

それともあぶない刑事が帰ってきたから、なんでしょうか。
関係ないね！

長瀬です。

タイトルの通り、コレを信じている人が多いです。言われ初めたのは長瀬の記憶だと10年以上前のNHK「ためしてガッテン」だったような。今月だけでも2～3人くらいのお客様から聞かれました。

タカもユージもサングラス真っ黒です。

グラストリーイカラには真っ黒なサングラスいっぱい売ってます。国家資格もあるメガネ屋さんが目に悪いものを、デザイン先行で販売しているのでしょうか。

コレに関しては言葉が足りてないだけなんですね。

「レンズ面積の小さいフレームに対して」色の濃いサングラスは目に悪い「場合がある」。が正しい。

店頭に置いてあるメガネとサングラスの大きな違いは何よりも「サイズ感」です。簡単に言うとサングラスの方が大きいです。オリバーピープルズのメガネとサングラスでこんな感じです。

サングラスの目的は三つ。
1.紫外線や眩しさから目を守る。
2.目元と輪郭を隠して誰か分からないようにする。
3.オシャレ

特に1と2の目的からバリアを広くし、輪郭を誤魔化すために、メーカーはサングラスを大きく作るのが基本です。

テレビで言われてたことは、

真っ黒なサングラスをかけると目が暗さを感じて瞳孔が開く。
瞳孔が開くと紫外線を目の中に入れやすくなってしまう。
目の疾患を促進させてしまうのではないか。

という事なんですけど、まず日本で売られている眼鏡、サングラスの99％はUVカットほぼ100％です。昭和の古いのとか、設計の古いガラスレンズ以外は基本UVカットです。平成以降に作られたサングラスで、UVカットの入っていないレンズは探す方が難しいと思います。

ということはレンズを通過して紫外線が入ることは皆無なんですね。そして紫外線は無色透明な光(ヒトにとっては)なので色の濃さに関係なく、透明だろうが、真っ黒だろうがＵＶカットレンズで紫外線は99％以上カットされます。

テレビで言っていたのは横から差し込んだ光が問題だということ。地面水面などから反射した光が隙間を通って目に入るので、目を完全に覆うサングラスでない限り、目に紫外線入りやすいよね。だったら紫外線の入り口を小さくするために色を薄く！という事を言いたいのかなと思います。

なので繰り返しになりますが
小さいフレームで真っ黒にすると良くないよ。というコト。

好き好んで紅の豚のポルコロッソになりたい人は少数派なので、サングラスは好きに選んでください。間違いがあったら僕らが正します。対面販売ですからちゃんと仕事します。長瀬の言動はおふざけ半分かも知れませんが、仕事はちゃんとします。メガネ屋さんを信用してください。

んでちなみに、色を薄くすると「まぶしく」なります。
本末転倒です。

なのでサングラスを買う時には目的を決めましょう。
1.紫外線から守りたい！
2.眩しさをなくしたい！
3.1も2も両方欲しい！
4.さらにオシャレを楽しみたい！

1だけならサイズが大きければ色も形も自由です。
2なら色を濃くするか偏光レンズを選んでください。
3の場合、極端に色を薄く出来ないので「ある程度」色の濃さとフレームの大きさは必要です。
4は機能性と相反する場合があるので、ファッション性と機能性どちらが重要なのかしっかり考えて天秤にかけて下さい。

日本人は海産物沢山食べるのでサングラスのニーズってそもそも少ないんですよね。ＤＮＡレベルで紫外線や眩しさに単純に強い。なので医者に言われて対策しなきゃいけない限り、まずは自由にデザインを楽しんじゃって良いと思います。

心の中のユージに言ってもらいましょう。
「関係ないね！」

長瀬でした。

ちなみに、まぶしさも紫外線も完全カットのサングラスレンズもあります。アメリカ製Kodakのレンズ「ポラマックスプロ」気になる方はご相談ください。度なしで2万円くらいです。サングラスの常識を覆す見やすさ、是非体験してほしい。