カスタムモリモリフチナシメ～ガネ～！(ニュース＆ブログ）｜吉祥寺(三鷹、荻窪)のメガネ(眼鏡,めがね)セレクトショップ GLASSTORY IKARA(グラストリーイカラ)

カスタムモリモリフチナシメ～ガネ～！

デザインにもこだわりたい。
そういう方は多いと思います。
じゃあアナタが今かけているそのメガネ。
誰がデザインしたんでしょう？

最近売れてるフレームだと。
NORUTは狩山晃輔氏。
Seacret Remedyだと小向真由美さん。

フレームにその方の名前がそのままついているブランドもメガネに限らずいっぱいありますね。そういったものをデザイナーズブランドと言ったりします。(本当のこと言うとホントは違うデザイナーがデザインしてることもありますが)

本日はデザイナーに足を向けては眠れない、長瀬のデザインへの冒涜とお客様のご紹介です。

大きめの丸メガネも多く、グラストリーイカラの丸メガネフェアでもレギュラーになってきたデザイナーズブランド「Youji Yamamoto」。

今回お求め頂いたMさまはなんと長瀬が横須賀追浜のお店にいた頃のお客様。わざわざ追っかけて来てくれました！それだけでも感謝です！

前回追浜で作ったのも5～6年前、かなり度数が進んで見えなくなっておりました。ずっと細身のポールスミスのナイロールをご愛用頂いており、あまりメガネのイメージを大きく変えたくない。事務作業も多いため、PCが見やすいようにナイロールなど下方向の視野が広いほうが良い。といろいろ意見をお聞きし、大きめの丸メガネなどをご提案してもイマイチ･･･。

そうだそうだ。すっかり忘れておりました。長瀬はカスタマイズの鬼でした。無きゃ作ればいいんだよ。ということで冒頭のデザイナーズブランドの話に戻ります。

今回ご購入いただいたのはYouji Yamamotoの19-0041-52。

写真の通り。大きい真ん丸のフチなしメガネ、っぽくもないブロウバーのようなものがついた特殊な形。正にデザイナーズブランドのメガネ、って感じです。

コレを今かけている「普通のナイロール」に近づけましょう、とご提案。

ご購入の際「レンズの形は、じゃあ任せるよ」と仰っていただけたので「きっちり魔改造させていただきます」と固い握手を交わすお客様と従業員。握手は嘘です。盛り過ぎました。

度数が強いMさまなのでレンズは磨いてアウトラインをぼやかしレンズの厚みが目立ちにくく、またキラキラすることで上品な仕上がりになります。レンズ上部は丸というよりクラウンパントに近いので「六角形にしちゃおう！」と長瀬の悪い癖(？)がモリモリ出てきます。

ということで完成品がこちら！

掛けたMさまがこちら！

度数の強いMさまにはさすがに天地幅が広すぎたので細めの仕上がりにして正解でした！軽くなるし瞳も小さくなりにくい！

軽いと言えば今回のレンズ1.74のレンズで作成しています。ここで気づく人はマニアですねぇ。

一般的な量販メガネ店ではレンズの薄さ(屈折率)は三段階から選ぶ形となります。1.60、1.67、1.74と数字が大きくなるほど、強度数でもレンズの端が薄く仕上がります。ところがレンズに穴を開けた時、レンズが割れやすくなるため1.74のレンズはフチなしでは作れない。1.67で重み厚みを我慢して作るか、フチなしメガネを諦める。そんな絶対条件があります。

いえ、ありました。過去形です。

みんな大好きNikonのレンズは1.74でも割れにくい素材を採用しているので1.74でもフチなしメガネが作れるんです！

フチなしメガネを作りたいけど強度だし･･･と諦めていた貴方！Mさまをごらんなさい！イケるよ！イケるんだよ！第二のMさまはそう貴方！

実際どうですか、鏡面ツヤツヤ加工も施したので1.74両面非球面と良い感じにフュージョンし、厚みは皆無！ドヤ！

後日「今までで一番フィット感もいいし軽い」を戴いております。Youji Yamamotoさんには本当に申し訳ないですが、機能美を追及させていただきました！

Mさまありがとうございます！
フチなしメガネの唯一のデメリット「ネジが多いから掛け外しが多くなるとネジのゆるみがおこりやすい」があります。

都内のお屋敷勤めでなかなか機会は無いかも知れませんが吉祥寺には定期的なメンテナンスにお越しください！Yさまよろしくお願いいたします！

このブログを定期購読しているお客様にとってはまた長瀬の魔改造ツーポイントブログかよって感じですが、仕方ないじゃない。好きなんだもん。改造するの。

でも一番好きなのは、その魔改造で得られるお客様の笑顔！てへっ！

鬼の頭脳、長瀬でした！